コウシンへ

常に自分の過去最高を更新しつつ、後進をmainの読み手にして、色々な人と交信したい!

『最高のコーチは、教えない。』

人事の仕事力向上やミニバスでコーチやる事も増えてきたので、「コーチング」をthemeに何冊か読んで圧倒的におススメだったのがこの本!
能力開発から子育てまで、私が意識してきた事が明文化されてたぁーー

以下、特に箴言だった5つ
コーチの仕事は「教える」ことではなく、「考えさせる」こと
 コーチになって感じたのは、選手の思いを引き出す難しさだ。<中略>冷静で的確な分析と反省が、次の投球につながるからだ。 鋭い質問をするようになった投手、自らの投球を的確に分析し反省ができるようになった投手は、練習に取り組む姿勢が変わった。それが成果につながった。

コーチの仕事は、選手が自分で考え、課題を設定し、自分自身で能力を高められるように導くことだ。 本書のタイトル『最高のコーチは教えない』には、「指導者=教える人」という常識を覆さないと、メンバーの能力を最大限に発揮させることはできない、という思いが込められている。

本書では、「教える」のではなく、「考えさせる」僕のコーチング理論と、実践方法を紹介する。 僕が取り組んできたのはプロ野球選手のコーチングだが、これはどのような世界でも通用する手法だと考えている。

 

コーチは、選手が難易度の高い課題(=夢)に挑戦する前に、クリアしなければならない課題があることを根気強く説得し、理解させ、納得させなければならない。
 そして、その選手の現時点のレベルから難易度の高い課題に到達するまでにクリアすべき課題を分解し、順を追って示さなければならない。

 

選手から気づきを引き出すためにコーチが言うべきは「じゃあ、その配球はどうすれば良かったと思う?」という問いかけである。 コーチは、選手に自分の言葉で語らせることに、徹底して意識的にならなければならない。 いくらじれったくても、まどろっこしくても、我慢し、耐えるべきだ。選手が「わからない」と口にしても、すぐに「こうだ」と断定してはならない。もし言うとしても、せいぜい、「自分だったらこうしたかもしれない」「こんな選択肢もあるかもしれない」というヒントを口にする程度にとどめておかなければならない。

 

選手の技術的なミスで叱ることはない。コーチになってすぐのとき、野村克也さんに質問しに行った。
「野村監督、選手を叱るときはどんなケースがありますか? 僕、叱り方がわからないんです」 野村さんは、いつもの調子でボソッとつぶやいた。 「そんなん簡単や。手ぇ抜いたときや。でもな、選手のミスは絶対に叱っちゃあかん。本気を出さんとき、手ぇ抜いたとき、そんときだけ

 

指導する立場の人は、自分の感情をコントロールし、できるだけ表情を変えないようにしてほしい。むしろ、それができないコーチは、指導者の資格はない。

 

誰かを指導する人はもちろんのこと、指導されている人も今のうちに読んでおくとその後の成長が段違いになるかと!
ちなみに、Amazonプライム会員なら無料で読めますよ♪

最高のコーチは、教えない。 (ディスカヴァー携書)