コウシンへ

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無(最高の状態)

生き辛さや人生の苦しみへの対処法にベストな一冊
selfmanagement、特に“激しい感情や情緒をどうmanagementするか”が目下の課題であり、著者の前作『最高の体調』に感銘を受け、続編である本書を購入。
一行でまとめると、すべての苦しみは“自己・虚構”の問題であり、その解決策が“①結界を張る ②悪法に対処 ③幸福に降伏する”、そして目指すのは“無(我)”」

POINT
・苦しみに共通するポイント/ニーズが満たされない状態を探し当て、そこに普遍的な対策を立て、あなたの精神状態を“最高の状態”に導くことが本書の目標
・無我によって得られる4つ ①幸福度の上昇 ②意思決定力の向上 ③創造性の上昇 ④ヒューマニズムの向上
・無我がもたらす3つの世界観の変化 ①永遠の初心者となる…物事に悪い感情が生れず、新鮮な視点が備わる ②変化への限りない受容力を生む ③圧倒的な自由
・代表的な6つの苦しみと付随機能
 ①怒り…自分にとって重要な結界が破れたことを知らせる
 ②嫉妬…重要な資源を他人が持っていることを知らせる
 ③恐怖…すぐそばに危険が存在する可能性を知らせる
 ④不安…良くないものが近づいていることを知らせる
 ⑤悲しみ…大事なものが失われたことを知らせる
 ⑥恥…自己イメージが壊されたことを知らせる

慧眼だったのは、上記の“苦しみと附帯機能”。これまでには欲望に苛まれ自身を卑下することが多々あったが、それぞれの苦しみが“知らせ”だと分かり、positiveとまではまだいかないが、苦しむだけで終えぬようになれた。


ただ、「我」という言葉の定義次第ではあるが、個人的に‘我はenergyであり、無くすものではなくcontrolして力に替えるもの’だと考えている。そして、それがselfmanagementと同義語であるとも思っている。

無(最高の状態)