コウシンへ

常に自分の過去最高を更新しつつ、後進をmainの読み手にして、色々な人と交信したい!

読書は格闘技 ~読書は素晴らしい力と報酬をくれる

様々な読書術の本を読んできたが独特かつ非常に深い示唆に富んだ一冊。

13のテーマでメイン2冊・サブ6冊、計104冊が提示されており、
メイン26冊の大半は単体で読んだ事はあるが、テーマと組み合わせによって、
ここまで違う示唆が得られるのか、というのが一度目に読んだ時の示唆。

本書の最後に明記された“感想戦”にあえて挑むとしたら、
“対戦相手”は、本ではなく、テーマ(人生の難題)ではないだろうか。

最初読んだ時には、(本vs本) vs 私 のような図があり読みながら違和感があった。
その後、テーマ vs (本+本)×私 の構図で読んでみたら、本はセコンドやトレーナーのような立場となり、
私を鍛え・アドバイスを与え・(人生の)勝利へと導く存在となり、私の読書への想いは強くなった。

一戦を例にだすと、Round4時間管理術では、‘時間が足りない’‘時間がもっとほしい’というテーマ/対戦相手に対して、
GTD』『ザゴール』(+6冊)という名書/名セコンドを読む/鍛える事で“時間を管理する”という勝利が得られる。

瀧本さんの本を4冊読んで共通するのは、“困難/テーマの連続である人生で逞しく生きてほしい”という想いであり、
この本の根底にもその気概を感じ、読み終えた後に困難に立ち向かう勇気や強さも得られた点こそ
この本の真価だと思う。