君たちはどう生きるのか → 地球儀 → ルックバック → 君たちはどう生きるのか
※映画のネタバレ少しあります!
映画鑑賞して10日ほど経つが、鑑賞直後を超える感動があった。
音楽/米津玄師×漫画/藤本タツキ×映画/宮崎駿、各エンタメ分野で当代随一の者達が繋がる事で生み出されて得られたこの感動は、極上のエンタメ体験になった。
映画鑑賞後から度々『地球儀』を聴いていた。この曲のジャケ写は、チェンソーマンの作者である藤本タツキが昨年出した『ルックバック』と繋がった。
『ルックバック』を読み返してみたら『地球儀』の歌詞とリンクしている部分もあった。
雨を受け歌い出す 人目も構わず
この道が続くのは 続けと願ったから
また出会う夢を見る いつまでも
一欠片握り込んだ秘密を忘れぬように
最後まで思い馳せる地球儀を回すように
『地球儀』のジャケ写になり、歌詞にも取り入れるくらいなので、『ルックバック』はジブリ(もしかしたら宮崎駿)の監修/許可があったのではないか。と思っていたら発表があった。
ジャケットが、宮﨑駿監督による同映画のレイアウト原画であることが、米津玄師のSNSを通じて発表された。
初公開となった「地球儀」のジャケットは、机に向かう少年の後ろ姿を切り取ったカットで、『君たちはどう生きるか』のワンシーンにあたる。絵コンテを読み込んだ米津みずから宮﨑監督へ直々にお願いし決定したカットで、宮﨑監督の直筆により描かれた鉛筆のタッチからは、映画制作中の息づかいが感じられる
米津が宮崎駿に直談判したのもスゴイが、米津にそこまでインスパイアしたであろう藤本タツキもまたスゴク、50歳近く歳の違う若者の意見を取り入れた宮崎駿スゴ過ぎる
この3者が互いに共感したものは何か…
私的には、「大切な誰かのために創作に夢中になれ」という想いだと思った。
『地球儀』のジャケ写は、『君たちはどう生きるのか(本)』を読んでいるシーンであり、主人公はこのシーンまではPTSDのような心に深い傷を負っていた。だが、このシーン(母からのメッセージ)から夢中になれる事を見つけていき、物語は大きく動いていった。
とここまで書いてみたら、また映画を観たくなった!
(そして感動はまだまだ更新されていくのだろう♪)